ビットコインとは



ビットコインとはFAQ

ビットコインは、新しい決済システムと完全電子通貨を実現する総意ネットワークで、中央機関や仲介人を要しないユーザーによる初の分散的ピア・ツー・ピア決済ネットワークです。ユーザーの観点から見ると、ビットコインはインターネットにおけるお金のようなものです。また、ビットコインは、現在存在するものの中で、最も主要な三式簿記システム ともいえます。
ビットコインは、1998年にサイファーパンクのメーリングリストで、ウエイ・ダイが説明した「仮想通貨」のコンセプトを実現したものです。このコンセプトは、中央権力ではなく、その製造と取引に暗号学を使った新しい通貨の形状を使おうと提案したものです。そして2009年、暗号メーリング・リストで、サトシ・ナカモトが、最初のビットコイン仕様とコンセプトの証明を発表しました。サトシは、自分の身元を明かすことなく2010年にプロジェクトを去りました。その後、コミュニティーは、ビットコインの大勢の開発者のおかげで、急速に成長を続けています。
サトシの匿名性が、しばしば不当な懸念を呼んでいます。その多くは、ビットコインのオープンソースに対する誤解と結びついています。ビットコイン・プロトコルとソフトウエアは、公開されており、世界中の開発者誰でもが、このコードを再評価し、自分で修正したビットコイン・ソフトウエア版を作ることができます。現在の開発者同様、サトシの影響も、彼が変更を加えて、他が採用したものに限られていますので、彼がビットコインをコントロールするものではありません。ですので、誰が紙を発明したかというのと同様に、ビットコインの発明者の身元も、今日意味あることではないでしょう。

Eメール・テクノロジーと同様に、ビットコイン・ネットワークを所有する者は居ません。ビットコインは世界中のユーザーによって管理されており、開発者たちはソフトウェアの改善を進めますが、ビットコインのプロトコルを強制的に変えることはできません。なぜなら、すべてのユーザーは自分の使用するソフトウェアとそのバージョンを自由に選ぶことができるためです。お互いの互換性を保つため、全ユーザは同じルールに従うソフトウェアを使用しなければなりません。そのため、ビットコインは全ユーザの完全な合意の元でしか動作しません。したがって、全ユーザと開発者には、この合意を採用し、守るという強い動機があるのです。
ユーザーの観点から見れば、ビットコインは、自分のビットコイン・ウォレットを提供し、ユーザー間でビットコインを送ったり受け取ったりするモバイル・アプリやコンピュータ・プログラムにすぎません。ほとんどのユーザーにとっては、これがビットコインの仕組みです。
ビットコイン・ネットワークは、「ブロック・チェーン」と呼ばれる公開取引簿を共有します。この公開取引簿は、今までに処理された全ての取引を含み、ユーザーのコンピューターがそれぞれの取引の有効性を検証できるようになっています。それぞれの取引の信憑性は、送信アドレスに適応するデジタル署名によって保護されており、すべてのユーザーが、自分のビットコイン・アドレスからビットコインを送ることを完全にコントロールできるようになっています。さらに、専用のハードウエアの計算能力を使って、誰でもが取引を処理し、このサービスに対する報奨をビットコインで得ることができます。これは、しばしば「採掘」と呼ばれます。
  • サービスや商品の対価として受け取る。
  • ビットコイン取引所で、ビットコインを購入する。
  • 付近の人達とビットコインを交換する。
  • 競争の激しい採掘でビットコインを稼ぐ。
クレジットカードや、ペイパル決済でビットコインを売りたい人を見つけることができるかもしれませんが、ほとんどの取引所ではこうした支払い方法での資金調達を許可していません。それは、ペイパルでビットコインを買い、その取引の半分を取り消す人がいる場合があるからです。これは、一般に支払い取り消しとして知られています。
ビットコイン決済は、デビットカードやクレジットカード購入より簡単で、マーチャント・アカウントなしで支払いを受け取ることができます。支払いは、あなたのコンピューターやスマートフォンのウォレット・アプリに、受取人のアドレス、支払い額を打ち込み、送信を押すことで完了します。受取人のアドレスの入力をより容易にするために、QRコードをスキャンしたり、NFCテクノロジーでお互いの携帯電話をタッチさせることで、アドレスを得ることができるウォレットもたくさんあります。
  • 自由な決済 - いつでもどこでも無制限の支払いと受け取りが可能です。銀行の休日や国境、支払い制限はありません。ユーザーが自分のお金を完全にコントロールすることができるのです。
  • 非常に低い手数料 - ビットコイン支払いは現在、手数料なし、あるいは非常に低い手数料で処理されています。優先的に処理をしてもらうために、ユーザーは、取引に手数料を含めることができます。これにより、ネットワークから取引の承認を早く受けることができます。さらに、ビットコインをファイアット通貨に換え、日々、直接業者の銀行口座に預金することで業者の取引処理を支援するマーチャント・プロセッサというものも存在します。こうしたサービスはビットコインを元に作られているので、ペイパルやクレジットカード・ネットワークよりも低い手数料で提供することができるのです。
  • 業者にとってのリスクがより低い - ビットコイン取引は安全で、取り消すことができず、慎重に扱わなければならない顧客の個人情報を考慮する必要もありません。ですから詐欺や不正な支払い取り消しによる損害を防ぎ、PCIコンプライアンスの必要もありません。業者は、クレジットカードが使えない市場や、詐欺率が非常に高い新しい市場にも容易にビジネスを拡大することができます。結果として、より低い手数料、より広い市場、そしてより少ない管理コストを実現できるのです。
  • セキュリティーとコントロール - ビットコイン・ユーザーは、自分の取引を完全にコントロールすることができます。業者が、不必要な料金を気付かれないように課すなど、他の支払い方法で成しえるようなことはでにより個人情報の盗難防止を強力になります。さらに、ビットコイン・ユーザーは、バックアップと暗号化によってお金を守ることもできます。
  • 透明性と中立性 - ビットコインのマネーサプライ自体に関する すべての情報 は、ブロックチェーンにあり、リアルタイムでだれでもが確認し、利用できます。ビットコイン・プロトコルは、暗号学的に安全ですので、それをコントロールし、操る個人や団体はいません。ビットコインの中核が、完全に中立で、透明で、予測可能なものとして信頼できるのはこのためです。
  • 受け入れの度合い - 多くの人々はビットコインの存在をまだ知りません。日々、より多くの企業がビットコインを受け入れています。それは、そうすることによる利益を得たいからですが、まだまだ、こうした企業は少なく、ネットワーク効果の利益を受けるには、その数を増やすことが必要です。
  • 揮発性 - 流通しているビットコインの 合計価値と、ビットコインを使うビジネスの数は、その可能性に比べるとまだ非常に少ないです。従って、比較的小規模なイベントや貿易、ビジネス活動は、その価格に大いに影響を与えます。理論的には、ビットコイン市場とそのテクノロジーが十分に成長すれば、この揮発性が減少します。スタートアップ通貨というものは、かつて世界にはありませんでしたので、これが今後どのように展開するのかを想像することは、とても難しい(そしてエキサイティングな)ことです。
  • 継続的発展 - ビットコイン・・ソフトウエアは、まだ開発途中の不完全な機能がたくさんあるベータの段階です。ビットコインをより安全にし、大衆がアクセスできるように新しいツール、機能やサービスの開発が進められています。それらの中には、まだ全ての人が使用できないものもあります。ほとんどのビットコイン・ビジネスは新しく、まだ保護手段を提供するまでに至っていません。概して、ビットコインは成熟の工程にあるといえます。
ビットコインへの信頼は、それが信頼を全く必要としないことからきています。ビットコインは、完全にオープンソースで分散的です。つまり、誰でもが、すべてのソースコードに、いつでもアクセスできるということです。ですから、世界中の開発者が、ビットコインがどのように機能するのかを検証することができるのです。誰でもが、すべての取引と発行されたビットコインを、リアルタイムで見ることができます。また、すべての支払は、第三者に頼ることなくでき、すべてのシステムは、主にピアレビューのオンライン・バンキングで用いられているような暗号学的アルゴリズムによって保護されています。ビットコインをコントロールする団体や個人は存在せず、すべてのユーザーを信頼できるわけではないとしても、このネットワークは安全性を維持することができるのです。
ビットコインや新興技術で裕福になることを期待するべきではありません。良すぎる話や基本的な経済ルールにそむくことには、常に注意することが重要です。
ビットコインは、成長する革新的なスペースで、ビジネスの機会があると同時にリスクもあります。ビットコインは、とても急激に開発されていますが、それが成長し続ける保証はありません。ビットコインに関連するものに時間とリソースを投資するには起業家精神が求められます。採掘、スペキュレーションや新ビジネスの運営など、ビットコインでお金を儲ける方法は様々あります。これらの方法はすべて競争が多く、利益を上げる保障はありません。それぞれのユーザーが、こうしたプロジェクトに含まれる費用やリスクを正確に評価することが大切です。
ビットコインは、人々が毎日利用するクレジットカードやオンライン・バンキング・ネットワークーのようにネットワーク上のものです。ビットコインは、他のお金の形式と同様、オンラインでの支払いや、実際の店舗で使うことができます。ビットコインは、Casasciusコインのような実際のコインと交換することもできますが、通常、携帯電話を使って支払うほうがより便利です。ビットコインの残高は、巨大な分散型ネットワークに保管され、不正に変更することは誰にもできません。言葉を変えれば、自分の資金をコントロールするのは、それを所有するビットコイン・ユーザーで、ビットコインがオンライン上のものであるという理由で消えてしまうことはありません。
ビットコインは、他の形状の通貨と同様に、ユーザーが、許容レベルのプライバシーで支払いを送ったり受け取ったりできるように作られています。しかし、ビットコインは匿名ではありませんので、現金のようなプライバシーを提供することはできません。ビットコインを使用すると大規模な公的記録を残しますが、ユーザーのプライバシーを保護する様々なメカニズムがすでに存在し、現在開発中のものも数多くあります。しかし、ほとんどのビットコインユーザーに、こうした機能が正確に使われるには、まだまだやるべきことがたくさんあると言えるでしょう。
ビットコインを使った個人の取引が、違法な目的で使われるという懸念もあります。しかし、ビットコインが、既存の金融システムに行使されている規制の対象となることは疑いありません。ビットコインは現金より匿名性が低く、犯罪捜査が行われることを防ぐことは出来ませんが、ビットコインは様々な金融犯罪を防ぐようにデザインされています。
ユーザーがウォレットを失くしたら、その通貨は流通から削除されます。紛失したビットコインは、他のビットコインと同様に、ブロックチェーン内に残りますが、それを使えるようにする秘密鍵を見つけることは誰にもできませんので、紛失したビットコインは、永久に未使用のままです。需要と供給の法則に従い、使えるビットコインの数が減ると、残りのコインの需要が高まり、それを相殺するために価値が上がります。
ビットコインは、どの管轄においても法的通貨の地位をもつ不換紙幣ではありませんが、どんな媒体を使おうとも納税義務が生じます。多くの管轄で、多種多様な法律規制があり、ビットコインでも、所得、販売、給与、資本利得やその他の納税義務が生じます。
新しいビットコインは、「採掘」と呼ばれる競争と分散化の過程で生じます。この工程は、個人が、そのサービスに対し、ネットワークから報奨を得るというものが含まれます。ビットコインの採掘者は、専門的なハードウエアを使って取引を処理し、ネットワークを安全にし、それと交換にビットコインを得るのです。
ビットコイン・プロトコルは、新しいビットコインが固定レートで作られるようにデザインされています。これにより、ビットコインの採掘が、とても競争の激しいビジネスになるのです。より多くの採掘者がネットワークに参加すると、利益を得るのが非常に難しくなり、採掘者は運営費用を削減するため効率を高めなければなりません。利益を増やすために、このシステムをコントロールしたり、操れる中央機関や開発者はいません。世界中のすべてのビットコインノードは、システムが守るべきルールを遵守しないものを拒否します。
ビットコインの発行は、徐々に遅くなる予測可能な速度で作られています。市場に出回るビットコインの合計数が2100万個になり、発行が完全に中止されるまで、新しいビットコインが毎年作られる数は、時間が経つにつれて自動的に半減します。その際、ビットコインの採掘者は、多数の小額取引手数料のみで、支えられることになるでしょう。
ビットコインは、通貨のように役立つものなので、価値があります。ビットコインは、物質的なもの(金や銀のようなもの)や中央権力への信頼(不換通貨のようなもの)が達成するようなものではなく、数学的な特性に基づいた通貨の特徴(耐久性、ポータビリティー、代替可能性、希少性、分割可能性、および認知度)を達成するものです。つまり、ビットコインは数学に裏付けられたものです。こうした特性を持ち、価値を持つ通貨になるために必要なものは、信頼と採用です。ビットコインの場合は、ユーザー、業者とスタートアップの増加で、これを測ることができます。通貨としてのビットコインの価値は、それを支払いとして承諾する人々の存在によってのみ生まれるのです。
ビットコインの価格は、需要と供給で決められます。ビットコインの需要が高まれば、価格が上昇します。そして需要が減れば、価格も下降します。市場に出回るビットコインの数には限りがあり、新しいビットコインの数は予想可能で、速度を落としながら作られています。つまり、価格を安定させるには、需要がこのインフレーションレベルに追従しなければならないのです。なぜなら、ビットコインは、その可能性に比べてまだ比較的小さな市場で、市場価格を左右するために多額の通貨を必要とせず、従ってビットコインの価格はとても不安定だからです。
はい。歴史上には、ワイマール共和国時代のドイツ・マルクや、最近では、ジンバブエ・ドルのように、通貨としての機能を失い、使えなくなったものが沢山あります。以前の通貨の機能喪失は、ハイパーインフレーションによるものが典型的で、ビットコインでは起こりえないことですが、技術的な失敗や、競争通貨、政治問題などといったことは常に考えられます。大まかに言えば、絶対に機能を失わない、あるいは困難に陥らない通貨というものはありません。ビットコインは、生まれて以来何年もの間その信頼性を証明しており、ビットコインが成長を続ける可能性は大きいといえます。しかし、誰もビットコインの将来がどのようなものになるかを予測することはできません。
価格の急速な上昇がバブルを起こすのではありません。人工的な価値の吊り上げが、突然、下方への修正を行うことがバブルとなるのです。市場が価格の設定を求める時、市場に参加する何十万人もの人々の人的行動に基づいたチョイスの数々が、ビットコインの価格を変動させます。感情の変化には、ビットコインへの自信の喪失、ビットコイン経済の基本に基づかない価値と価格との大差、報道量が増えることによる思惑需要の増加、不確実性への恐怖、昔ながらの根拠のない熱狂と欲などがあります。
ネズミ講は、詐欺的な投資運用で、ビジネス運営者が稼いだ利益ではなく、投資家自身や後に続く投資家のお金がリターンとして投資家に支払われます。ネズミ講は、十分な数の新しい参加者が存在しない時、最後の投資家を犠牲にして崩壊するように設計されています。
ビットコインは、中央組織のないフリー・ソフトウエア・プログラムです。したがって、投資のリターンに関する詐欺が出来る者はいません。金や、USドル、ユーロ、円など他の主要な貨幣のように、購買力に保証はなく、為替レートも自由に変動します。これが、ビットコインの所有者が、予想外にお金を得たり、失ったりする不安定さを促すのです。投機の域を超え、ビットコインは、多数のユーザーやビジネスによって使われてる効果的で競争性のある決済システムでもあります。
初期採用者の中には、多数のビットコインを持っている人もいます。それは、彼らがリスクを負い、まだ誰にも使われておらず、適切に確保するのが難しい未完成技術に時間とリソースを費やしたからです。初期採用者の多くは、ビットコインの価値が出る前に、多量のビットコインを何度も使ってしまったり、ビットコインを少ししか買わず、大きな利益を得ることはありませんでした。ビットコインの価格が上がったり、落ちたりするという保証はありません。これは、スタートアップに投資するのと同様で、後にそのスタートアップが役立ち、人気が出て価値が上がることもあれば、結局ブレークスルーすることがないこともあります。ビットコインはまだ幼児期で、長期の視野をもって作られています。ですから初期採用者に対して先入観を持たないということは想像し難く、今日のユーザーが明日初期採用者となりえるかどうかは定かではありません。
ビットコインは、2100万個しか作られないという点でユニークです。しかし、ビットコインは小数点以下8桁(0.00000001 BTC) に分割することができ、将来、要求があればより小さな単位に分ける可能性もあります。平均取引サイズが減少すると、取引は、ミリビットコイン(1 mBTCまたは0.001 BTC) といったビットコインのサブユニッとすることができます。
デフレ・スパイラル理論では、価格が下降すると予想されると、人は将来の安値を期待して、購買を後に遅らせることになり、需要が低下することで、販売者が需要を上げようと価格を下げ、それが問題をさらに悪化させて、経済不況を起こすと言います。
これは、インフレーションを正当化するために中央銀行の人々がよく使う理論ですが、常に真実であるとは言えず、経済学者の間では、議論を呼ぶものと考えられています。価格が常に落ちるものの不況ではない例の一つに家庭用電化製品市場があります。同様に、ビットコインの価値は、時間が経つにつれて上昇していますが、ビットコイン経済もそれに沿って劇的に成長してきました。なぜなら2009年、通貨価値と経済サイズがゼロで始まったからです。ビットコインは、この理論が時には間違っていることを示す反例です。
とはいえ、ビットコインはデフレのない通貨としてデザインされたものではありません。ビットコインはその初期にはインフレになり、後に安定すると言う方がより正しいでしょう。市場に出回るビットコインの量が減るのは、人々がバックアップを忘れウォレットをうっかり失う時のみです。安定したマネタリーベースと安定した経済があれば、通貨の価値は変動しません。
これは鶏が先か卵が先かという状況です。ビットコインの価格が安定するために、もっとたくさんのユーザやビジネスと大規模な経済発展が必要です。大規模な経済が発展するために、ビジネスとユーザは価格の安定を求めるでしょう。
幸運にも、この不安定さは通貨をAからBに移行する決済システムとしてのビットコインの長所に影響を与えることはありません。企業が、ビットコインの支払いを自国の現地通貨にその場で換金し、価格変動を受けることなくビットコインの利点を活用して利を得ることも可能です。ビットコインは、役立つユニークな機能や特性を持っていますので、多数のユーザーがビットコインを使用することを選んでいます。解決策とインセンティブをもつビットコインは、価格の不安定さを抑えるほどに成長し開発されることも可能です。
今日までに発行されたビットコインのうち、為替市場で売られているのは、ほんの一部です。ビットコイン市場は、競争が激しい、つまりビットコインの価格は、需要と供給により上下します。また、新しいビットコインは、今後何十年間にわたり、発行され続けます。したがって、どんなに意欲的なバイヤーも、市場に出回るビットコインを全て買い占めることはできません。しかし、この状況は、価格操作を受けにくいと言うわけではありません。市場価格を上下させるのに多量の通貨を必要としないので、ビットコインは目下の所不安定な資産です。
それは、起こりえます。今のところ、ビットコインは最も人気のある分散的バーチャル通貨ですが、そのポジションをいつまでも保てる保証はありません。すでにビットコインから発想を得た代替通貨がいくつか存在します。しかし、予測できないものだとしても確立された市場があるという点で、新しい通貨が、ビットコインを超えるには、多大な進歩が必要だと考えるのが妥当でしょう。また、プロトコルの基本的な部分を変えない限り、ビットコインも競合通貨が行ったような改善を採用することができるかもしれません。
ビットコインなら、支払いの受け取りはほぼ即時です。しかし、ネットワークが、あなたの決済をブロックに含めて承認を出し、あなたが受け取ったビットコインを使えるようになるまでに、平均10分ほどかかります。承認とは、あなたが受け取ったビットコインが、他に送られたものではなく、あなたのものであることをネットワークが合意するということです。あなたの決済がブロックに含められると、その後のブロックの下に埋もれていき、合意が急速にまとまって取引を覆されるリスクが減ります。どの時点で取引が承認されたと決定するかは各ユーザー次第ですが、承認を6つ受けるとクレジットカード取引で6ヶ月間待つのと同じくらい安全だと考えられています
ほとんどの取引は手数料なしで処理されますが、ユーザーは、取引の承認を早め、マイナーに報奨を支払うために、自発的に小額の手数料を支払うことが奨励されています。手数料が要求される場合は、通常、数ペニー相当の価値を越えることはありません。必要であれば、あなたのビットコイン・クライアントが適切な手数料を見積もることになります。
取引手数料は、ユーザーがネットワークがオーバーロードするほどの取引を送ることを防ぐために使われています。手数料が機能する正確な方法は、まだ開発段階で、今後変わることでしょう。なぜなら、手数料は送られたビットコインの量に関連しているのではなく、安すすぎたり(1000BTCの移行に対し0.0005BTC)、あるいは高すぎたり(0.02BTCの支払いに対し0.004BTC)するからです。手数料は取引や取引の再発データのような特質によって定められます。例えば、小額を多量に受け取る場合、手数料が高くなります。そのような支払いはレストランでペニーを使って支払うのに似ています。あなたが所有するビットコインをほんの少しずつ急激に使う場合も手数料を必要とします。通常の取引のパターンを使っていれば、手数料を低く維持することが出来ます。
これは正常に機能します。ビットコインは、あなたのウォレット・アプリを次回開始する際に現れます。ビットコインは、お使いのコンピューターのソフトウエアが実際に受け取るものではなく、ネットワーク上のすべてのデバイス間で共有されている公開取引簿に追加されます。あなたのウォレット・クライアント・プログラムが作動していない時に、ビットコインがあなたに送られ、その後そのプログラムを起動した場合、ブロックがプログラムにダウンロードされ、取引のすべてを確認することが出来、リアルタイムで受け取ったかのようにビットコインが現れます。あなたのウォレットは、あなたがビットコインを使いたい時のみに必要です。
長い同期時間は、フルノードのクライアントにのみ必要となるものです。技術的に言えば、同期は、以前ネットワーク上で行われたすべての取引をダウンロードし、確認するプロセスです。ビットコイン・クライアントの中には、あなたが使うことが出来るビットコイン・ウォレットの残高を計算し、新しい取引を行うためには、以前に行ったすべての取引を知る必要のあるものがあります。このステップを行うには、フルサイズのブロック・チェーンに対応するため、多大な資源を消費し、十分な帯域幅とストレージが必要となります。ビットコインが安全であるためには、フルノード・クライアントを使う人の数が十分である必要があります。なぜなら、取引を検証し、中継するタスクを実行するには、こうした人の力が必要だからです。
マイニングは、取引を処理し、ネットワークを安全にし、システム上のすべての人々をシンクロナイズするために計算能力を使う工程です。ビットコインのデータセンターのように考えられています。唯一の違いは、すべての国々のマイナーによる完全な分散型で、ネットワークをコントロールする個人は存在しないことです。このプロセスは、新しいビットコインを発行するために使われる一時的なメカニズムであるため、金のマイニングに例えてマイニングと呼ばれます。しかし、金のマイニングとは違い、ビットコイン・マイニングは安全な決済ネットワークを運営するために必要な便利なサービスと引き換えに報酬を提供します。
専門的なハードウエアを用いてソフトウエアを作動させることで、誰でもがビットコインのマイナーになることができます。マイニング・ソフトウエアは、ピアツーピア・ネットワークを通して放送される取引を聞き、こうした取引を処理し、承認する適切なタスクを行います。ビットコイン・マイナーは、より早く取引処理がされるようにユーザーによって支払われた取引手数料をと固定式で新しく発行されたビットコインを稼ぐために、この作業を行います。
新しい取引が承認されるためには、それらが数学的な仕事の証とともにブロックに含まれなければなりません。こうした証明は、一秒に何十億の計算をする以外に作る方法がないため、それを証明するのは、とても難しいことです。これには、採掘者のブロックがネットワークによって承認されたり、採掘者が報奨を受ける前に、彼らがこうした計算をすることが必要となります。より多くの人々が採掘を始めるにつれ、有効なブロックを見つける難度は自動的に高まります。これは、ネットワークが、ブロックを見つける平均時間が、10分となるようにするからです。その結果、採掘は、個人の採掘者がブロックチェーンに何が含まれるかをコントロールすることができないとても競争の激しい仕事となります。
仕事の証明は、ブロックチェーンの中で、ブロックが発生順に並ぶように設計されています。これにより以前の取引を取り消すことが非常に難しくなるのです。なぜなら、取引を取り消すには、その後のすべてのブロックの仕事の証明を再計算することが必要となるからです。2つのブロックが同時に見つかった場合、採掘者は、最初に受け取ったブロックに取り組み、次のブロックが見つかったらすぐに、ブロックの最も長いチェーンに切り替えます。これにより、処理能力に基づいて、採掘がグローバルな合意を確保し、維持することができるのです。
ビットコインの採掘者は、自分の報奨を増やすようないんちきや、ビットコイン・ネットワークを腐敗させるような不正な取引をすることはできません。それは、ビットコイン・プロトコルの規則に従って、ビットコイン・ノードが無効なデータを含むブロックを拒否するからです。結果として、すべてのビットコイン採掘者を信頼することはできないとしても、このネットワークは、安全性を保つことが出来るのです。
決済システムを安全に運営するためにエネルギーを費やすことは、浪費ではありません。他の決済サービスのように、ビットコインの使用には、処理費用が必要となります。銀行、クレジットカードなど現在、広く普及する通貨システムも、同様に多くのエネルギーを使っています。しかし、ビットコインとは違い、彼らの総エネルギー消費量は透明ではなく、簡単に測定することはできません。
ビットコインの採掘は、より少ないエネルギーを要する専門的なハードウエアが出てくることで、時間が経つに連れ最適化されるように設計されており、採掘の運営費用は需要と比例し続けるでしょう。ビットコイン採掘の競争が激しくなりすぎ、利益が減ると、採掘者の中には活動を止めるもの出てきます。さらに、採掘に費やすエネルギーは、最終的に最高潮に達し、最も利益の多い採掘者は、この熱を上手く利用する者となるでしょう。最適な効率的採掘ネットワークは、全く余分なエネルギーを使わないものです。これは、理想的である一方、採掘経済は、採掘者ひとりひとりが、それに向かって努力するものなのです。
採掘は、競争の激しい宝くじのようなもので、連続的に新しい取引ブロックをブロックチェーンに追加することは非常に難しいことです。これにより、個人が特定の取引を妨げるような力を得ることを防ぎ、ネットワークの中立化を守ります。また、これは個人が自己の浪費を減らすためにブロックチェーンの一部を交換することを防ぎます。これは他のユーザーを騙すことです。採掘は、この取引の後に続くすべてのブロックを書き直すことを必要とすることで、過去の取引を取り消すことが飛躍的に難しくなります。
ビットコインの初期には、誰でもが自分のコンピューターのCPUを使って新しいブロックを見つけることができました。より多くの人々が採掘を始めるようになると、新しいブロックを見つけることが非常に難しくなり、費用効果の高い採掘には、専門的なハードウエアを必要となっています。
ビットコイン・テクノロジー -プロトコルと暗号学には強力な安全性の実績があり、ビットコインネットワークは、おそらく世界最大の分散コンピューティング·プロジェクトといえるでしょう。ビットコインの最も一般的な脆弱性は、ユーザーのエラーにあります。必要な秘密鍵を保管するビットコイン・ウォレット・ファイルをうっかり消したり、紛失したり、盗まれたりすることです。これは現金を電子的に保管するのと似ていますが、幸い、ユーザーは、通貨を守るためにセキュリティー対策をしっかり行ったり、レベルの高いセキュリティーと窃盗や紛失に対する保険を提供するプロバイダーを使って対応することができます。
ビットコインで使われるプロトコルと暗号の規定は、開始以来数年を経た今でもまだ使われています。これは、このコンセプトが上手く作られていることを示唆しています。しかし、時間と共に、様々なソフトウエアが導入される中でセキュリティー上の欠陥が見つかり、修正されてきました。他のソフトウエア同様、ビットコイン・ソフトウエアの安全性は、問題を見つけて修正する速度にかかっています。こうした問題が見つかれば見つかるほど、ビットコインは成熟度を増すことになるのです。
多様な交流やビジネスが行われる中、窃盗やセキュリティー違反に対する誤解がしばしば生じます。こうしたことは、不幸なことですが、ビットコイン自体がハッキングを受けたことによるものではなく、またビットコインに欠陥があることを示唆するものではありません。それは、銀行強盗がドルを危険にさらしたわけではないのと同じです。しかし、自分の通貨をより安全に守るには、安全性に対する良い実践を行い直感を持ち、窃盗や紛失といった一般的なリスクを減らすことが必要だと言えるでしょう。過去数年間に、ウォレットの暗号化、オフライン・ウォレット、ハードウエア・ウォレットや多重署名取引などといったセキュリティー機能が急速に開発されています。
ビットコイン・プロトコルをそう簡単に変えることはできません。この規則に従わないビットコイン・クライアントが、他のユーザーに自分が作った規則を強いることはできません。現在の仕様では、同じブロックチェーンで、二重支出をすることは不可能で、どちらも有効な署名なしにビットコインを使うことはありません。したがって、何も無い所からビットコインをどんどん生み出したり、他人の資金を使ったり、ネットワークを脅かしたりということは不可能です。
しかし、大多数の採掘者は、任意で最近の取引を妨げたり、覆すことができます。大多数のユーザーもいくつかの変更が採用されるように圧力をかけることができます。なぜなら、ビットコインは、すべてのユーザーの完全な合意の下でのみ、正しく働きますので、プロトコルを変更することは非常に難しく、圧倒的多数のユーザーによって変更が採用され、残りのユーザーが従わざるを得ない状況になることが必要です。原則として、ビットコインユーザーが、自分のお金を危険にさらすような変化を採用する理由は考えられません。

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