暗号通貨の定義とは何か?

先週木曜日、JPモルガンが独自のデジタル通貨「JPM Coin」を発行すると発表し、大変大きな話題となりました。 CEOの Jamie Dimon氏は過去に「ビットコインは詐欺だ」と発言したにも関わらず、2019年のバレンタインデーにデジタル通貨愛を告白する事になりました。大手メディアなどでは『JPMコインはアメリカ大手銀行初の暗号通貨」と呼ばれていますが、暗号通貨の定義はなんなのかもう一度振り返ってみる必要がありそうです。

JPモルガンのCEO、ジェイミー・ダイモン氏は2017年に「ビットコインは詐欺」と発言し、翌年には「発言を後悔している」と述べ、今年になって「JPMコイン」を発表した。

日本語では仮想通貨や暗号資産といった呼び方ありますが、暗号通貨は英語でCryptocurrencyと呼ばれています。Cryptocurrency(暗号通貨)はCrypto(暗号)とCurrency(通貨)を組み合わせた言葉で、2015年に”blockchain”と共にオックスフォードオンライン辞典に登録されました。

「暗号」「秘密」「隠された」「不可視」といった意味の接頭語「Crypto」と「通貨」を意味する「Currency」を組み合わせて「Cryptocurrency:暗号通貨」となった。

オックスフォードオンライン辞典によると暗号通貨とは「中央銀行によって通貨の発行や資金の移動と検証を管理されない暗号技術を使ったデジタル通貨」と定義されています。またオンライン辞典のウィキペディアの英語版によると「暗号通貨とは通貨の新規発行や資産の移動、取引の安全性を強力な暗号を利用する事で可能にしたデジタル資産であり価値の交換手段として機能する。暗号通貨の管理は分散化されており、中央銀行制度や中央管理型のデジタル通貨とは反対の概念である。」と書かれており通貨の管理が分散化されている事が重要な定義の一つとなっています。

下の表は代表的な各種支払い手段と暗号通貨を比較したものです。

この表からもわかるようにステーブルコインやデビットカードは暗号通貨と特徴が全く異なる。
*パーミッションレスとはネットワークに参加したりサービスを開発したりするのに「誰の許可も必要ない」という意味。
*ボーダーレスとは「誰でもどの国に居ても使える」というい意味。

今後もブロックチェーン技術を使った様々なコインが登場してくる事が予想され、さらには世界では中央銀行がブロックチェーンによる通貨の発行を計画しているという話もあります。 何が暗号通貨で何を暗号通貨と呼ぶべきでないかをしっかりと区別する事は今後益々重要になってくるでしょう。

2019年2月18日(月曜日)